語彙力求めて三千里

宝塚のことと妄想と日常

初めてなので

初めてブログというものをかくので、書き出しに小一時間ほど頭を悩ませました。


日記を書こうかとも思いましたが言葉が見つからず早々に諦めました。

なぜなら、今日はそれといった楽しいこともない1日であり、何か特別なことといえばお昼ご飯がたこ焼きであったこと、お昼に部屋におおきな蜘蛛がでて焦ってうっかり殺してしまったことくらいしかないという有様。

書いている方も読む方も全く面白くないこと請け合いの初投稿になる事は火を見るより明らかだったのです。


そもそも、わたしがブログを始めた理由はただ一つ、目下最大の悩みである「語彙力が足りないせいで贔屓の魅力をきちんとした言葉にできない」を解消するためでございます。

そもそも愛というものは人から理性を奪うものですが、どうやらわたしの場合は理性の他にも根こそぎ奪われているようで沼に堕ちてからというもの著しく判断力、語彙力、表現力が低下したのであります。


雀の涙ほどの稼ぎをチケットに飛ばし、時間をツイッターに費やし、「めっちゃすこ〜〜^」、「っハ〜〜〜〜(クソデカため息)...尊い」などという内容も品もない言葉を連投する毎日を過ごしていたところ、わたしの諸々の能力は地の底まで落ち、唯一残ったのはただ贔屓への愛のみといった悲惨な状態になっておりました。

その状況になって初めて私は「言いたいことが言葉で言い表せない」という経験をしたのでございます。


そもそも突き詰めれば「尊い」「最高」「すき」の3つの言葉があれば十分なのですが、公演のレポやここすきポイントを言葉で残さないのはオタクにとって大きな痛手。

ここが踏ん張りどき、と一念発起してブログを開設致しました。


こんな私でも中学生の頃は文学少女として名前を馳せておりましたし、小学生まで遡れば自ら絵本を製作するなど文章に対するバイタリティは人より優っていたように思います。

ただ、高校生で見事に脳みそを感受性と筋肉の塊に作り変えてからは紙の本と離れ、ひたすら部活動と宝塚歌劇のことを考える日々。

そして大学生になった今、宝塚の沼の底からぶくぶくしているわけです。


沼の居心地は大変良いのですが、いつまでもぶくぶくしていてはいつしか愛する贔屓へのお手紙にも「めっちゃすこ」などと書いてしまうかもしれないので気が向いた時に、文章をぽちぽちと書いていこうと思っております。


そしてここからは全く別の話です。

私は今チョコレートを食べながらこの記事を書いております。

友人がお土産で買ってくれたチョコレートなのですが、口に入れた瞬間滑らかに溶け、ふわっと濃厚なミルクの香りが口の中に広がり、後味はさっぱり。

次々に口の中に放り込みたくなってしまう逸品です。

お気に入りの曲、「パレードに雨を降らさないで」を聴きながら素手でチョコレートをつまむ時間がこんなに贅沢なものかと軽く驚きを感じつつ口と手を動かしております。

指についたココアパウダーを舐めるのは少々品がないかとも思いましたが、やっているうちになんだか自分が外国のお姫様になったよう気になって少しわくわくしました。

これがプチ贅沢、という物なのでしょうか。

自分に甘い私は宝塚という贅沢をこれでもかとしているので、たまにはこういった小さな幸せに目を向けるのもいいかもしれません。


それでは。